今回は、ケージ(cage)のおはなしです。

のっけからなんですけど、ゲージ(gauge)ではありませんニャ
ケージとゲージの言い間違いは、
スマホとズマホ、ケーキとゲーキ、タイヤとダイヤくらい違和感があります。
とエラソーな事を言ってるくせに、ケージ買った時の自分のメモが「3段ゲージ」になってました・・・
ま、非常に恥ずかしい間違いなので開き直らず直しましょうね。

これがケージ(3段)。
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昨年の秋、先代猫のニャーすけを保護することを決めたとき、急きょ通販で購入したのがこれでした。
先代は野良上がりなので、外への誘惑を断ち切るために室内に入れた直後から1か月間、ほぼケージ内生活をしてもらったんですが、少し忍びないのでとにかく一番デカイのを買おうと思って探したらこれを見つけました。購入時1万4千円弱でした。
背の小さな○○GAWAの女性配達員がひょいっと届けてくれたけど、梱包重量が20kg近くてびっくりした(・◇・;チカラモチ

自分の身長より高いし、ずっしり重いけど、その分安定感はあります。キャスターがついているので動かすのは割と手軽。あと、底の部分だけ外せるので掃除もしやすい、とおおむね不満なく使っている買ってよかった商品です。
そして、先代のこの一番大きな遺産を、清掃消毒して“なっチョロ”姉弟が相続したのであります。

今はなっちゃんもチョロもうちに来てまだ間もないし子猫だしで好奇心爆発中のため、ケージより室内探索という感じで出たがってばかりいるけれど、安眠と美味しいごはんと排泄はココでする、と鋭意教え中なのです(彼らはケージが嫌いではないみたいだし、ちゃんと階も使い分けてくれています)。

それともうひとつ、値段的にケージよりお高い遺産がありました。それがこれ。
ふつうの空気清浄機・・・ではなく、加湿脱臭機。
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でもこの機種は加湿と脱臭だけではなく、空気清浄機のように集塵・除菌もやってくれます。
購入時2万5千円くらいでしたが、1年使って元は取った気がしています。

これをケージの脇に寄せて常時電源を入れてます。センサーがついていて、ひとたびにゃんずがアレとかアレをいたしたら、すかさず自動的に吸排気量が大きくなり脱臭が働きます。
アレ(小)の臭い、つまりアンモニア臭さというのは、デオトイレ&消耗品純正使用でほとんど感じたことがないのですが、アレ(大)はいたした瞬間に匂いが漂います。
あの臭いを瞬時に解消するのは、民生用機械では不可能ではないかと思います。
でも、前述のとおりセンサーが異臭を感知するとすかさず脱臭機能が強まるので、デオトイレの効能と相俟ってすぐに臭いは減少します。加湿脱臭機の音で、“アレ(大)が誰かによってもたらされた!” ことがわかるくらい、面白いように反応します(笑)


さて、ケージですが、そのまま使うと結構デッドスペースというか使われない空間が多いので、そこを有効活用したくて少しだけ工夫して使っています。以下、現在の各階の紹介です。

1階
トイレと爪とぎエリアになってます。爪とぎ側には、スーパーで買ったジョイントマットをサイズ合せて切ったものを敷いています。猫砂がぽつんと落ちてますね(笑)
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デオトイレは普通の紙砂や汎用品のペットシート等を使うこともできます。
先代も、なっちゃんとチョロがやってきた当初も、そういうのを使っていたんですが、2頭のアレ(大・小)の量ってやっぱり1頭とは違うんですよね(当たり前ですが)。
それで、今は純正の複数ネコ用のシートとかの消耗品を購入し、どれくらい交換しなくても大丈夫なのか、臭いはどうなのかをテスト中です。


1階⇒2階
途中に、中2階を設置しています。
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これは、一発ジャンプでまだ上の階に登れない時期に先代をケージに入れたので、当面の足場のつもりで設置したんですが、そのままにしてあります。不要な“すのこ”を寸法合せて切り、両側にねじ込みフックを付けてケージの枠にひっかけてあります。

IMG_6660お手軽工作で空間の有効活用ができるのでお勧めです。
でも、すのこの廉価品って木が割と柔らかいし、フックは木目の流れに沿ってねじ込むので、要ダイエットの猫ちゃんだと要注意。うちの先代猫も一時期太りぎみだったんですが、何度か修復しました。
重い猫ちゃんの場合は、踏み板ではなくその下に渡っている棒を一番端に移動させて釘で固定し、そこにねじ込みフックを付けるとよいと思います。最初は赤矢印の位置にフックがありましたが重さで壊れたようす。フックを写真の位置につけると壊れません。

2階
お食事エリア。給餌用皿やペットボトル給水器を設置しています。
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2階⇒3階
奥側に中3階を設置しています。これもすのこ。
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これも当初は補助段のつもりで設置しました。
手前のボケている茶色い足場は、中3階よりちょっとだけ小さい足場を作って3階の床からぶら下げて固定してあるのですが、残念なことにこの足場に彼らが乗ったことはまだありません。小さすぎたか・・・

3階
ペット用もこもこベッドとハンモックを設置しています。
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いずれも、今のふたりの身体サイズなら一緒に寝られる広さがあります。
もこもこのベッドの方にはペット用ホットカーペットをのせ、さらにフリース生地のケットをかけてあります。
最近、ベッドのあたりだけ、ケージの上からピンクのフリース素材の毛布をかけてみました。
寝床の周辺の空気をなるべく滞留させることで、少しでも温かくなればという思いからですが、ヒトの生活音も少しだけど聞こえにくくなるのか、以前よりも熟睡していることが多いです

ハンモックは手製。家にあった布の四隅にポンチで穴をあけ、ハトメを打ってあります。そこに金具をつけて紐でぶらさげて完成。
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正方形でなくても良いなら、100均のクッションカバーとか、カラーボックス用のれん?等が良いサイズだと思います。うちも、予備はそういうのを流用して作ってます。

3階の上
展望階(笑)を設置。なっちゃんお気に入りの場所です。ここをチョロに奪われると、温厚ななっちゃんでもちょっと怒るみたい。
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面白いのは、先代はこの足場を一度も使わなかったのに、この二人は取り合いするくらい気に入ってるということ。昨夜なんかなっちゃんはここで眠ってました。何時まで寝たか知らないけど(笑)

3階部分を真横から見たところ。
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3階で寝る前のなっちゃん(手前)とチョロ(奥)
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閉めたまま撮影していると文句を言いだすので・・・

あけてみた。
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チョロどこ見てるの~
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ていうかなっちゃんいつも近いからーー。雪だるまみたいじゃん~

ということで、なっちゃんとチョロの自慢のケージをご紹介しました。

ケージは、閉じ込める場所ではなく快適に過ごす安心できる場所なのであります。
おしっこや爪とぎは1階、ごはんやおやつを食べるときは2階、疲れたら3階や中2,3階、展望階(笑)の足場と、自由に使い分けして、出入りしています。

ふたりとも、まだまだ遊び盛りで落ち着きがないので、今はヒトの食事時間や就寝時間は中に入ってもらっています。
先代は、子猫の頃から無駄に高いところに登らない、棚の上の物は絶対倒さないように歩く、という稀有な性質の猫でした。今考えたらどんだけおりこうさんなことか!(笑)
そのため、1か月ほどで1階扉を常時開けっ放しにして過ごしてもらうことができました。時々いたずらしたりして水スプレーを浴びた時などはケージに逃げ込んでいましたので、先代にとってケージはやっぱり一番セーフティな場所(だと思っていた)のでしょう。

さて、このふたりの場合はいつになったら開けっ放し生活にしてあげられるかな~。