ちゅーる。その甘美な響き
数多の猫を夢中にさせる、またたびを超えたと言われる21世紀の大発明(*´∇`*)
そして、猫に使える万能の言葉。

ヒト「ちゅ~る。」
猫 ぴくっ
ヒト「ちゅ~る。」
猫 ぴくっ
(猫がちゅーる好きじゃないとこうなりませんが)

我が家では、ちょっと多いかなと思いつつも朝晩2回あげることが多いです。
そしてそのたびにちゅーる争奪戦が行われます。
争奪戦とは言っても、ちゃんとひとり1本用意してるんですけどね。

ちゅーるはお皿に入れてあげています。
まずふたつのお皿にちゅーるを絞り出します。
絞り出すときに、最後にスティックから出てくる少量のちゅーる(ほんの1~2舐め程度)は直接舐めてもらってます。
争奪戦は、この1~2舐め分を対象に行われます。

絞りに絞った最後の一滴まで、猫は必死で食べようとします。
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あさましいとかはしたないとか、この局面でそういうことは言えません。
ヒトからすれば単なるくいしんぼうですが、食べたいものを他の猫よりたくさん食べ生き抜くための本能が導く神聖な行動に見えます。オーバーです。

ちなみに、沖縄の方言で「くいしんぼう」のことを、
ガチマヤーといいます。
後ろの「マヤー」はこのブログのタイトルで使う「猫小(まやーぐゎー)」の“まやー”で、猫のこと。
たぶん、“猫のようにがっついている”という意味だと思います。
猫はがっついているという認識なんですね(笑)



ちゅーる、と言ってますが、CIAOちゅ~ると似た商品はたくさんありますね。
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上の写真では、CIAOちゅ~る、CIAOボーノスープ、Shebaのとろ~りメルティ。
銀のスプーンでも似たようなおやつが出てます。

CIAOボーノスープは、同社のちゅ~るよりもゆるく、スティックごとあげるとこぼしそうになる、液体に近いものですが、最近はこっちも良く買ってます。味はかつおだし味とシーフードクリームスープがあり、ちょっと舐めてみましたが、なかなか上品な味でした(*´∇`*)
Shebaのとろーりメルティは、CIAOちゅ~るより少しだけ固めです。

幸い、うちのふたりはどれ買っても同じように食いつくので、主にネットで、だいたい1カ月分くらいの単位でまとめ買いしています。

上の写真撮影中に突入された場面。
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大量のちゅーるを見て大興奮のチョロくん。なっちゃんも釣られて突入。


猫のおやつ
猫にはごはんだけあげていれば良いのだという主張もあります。
私は、動物を家で飼っている以上、そういうストイックな生活をさせたいとは思わないのでおやつもあげています。
だって禁忌食品は別として、食べることができるものを幅広く味わえるのも家猫の特権。
ヒトだって食べない方が健康のためだと思いつつ美味しいおやつに手を出すことが多いじゃないですか(笑)
原料とか添加物の有無・成分は気になりますけどね。

なっちゃんとチョロくんの場合、おやつの中でも、ちゅ~るは1,2位を争う大好物。
1日2本は、私としてはちょっと多いかなと感じていますが、ふたり揃ってちゅ~る食べたいのを前面に押し出してそばに座って凝視されたり、声を上げてくれくれと催促されるとついあげてしまいます。
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以前、半量(1本をふたりに分ける)にしたことがあるのですが、その時はあっという間に舐めてしまって「なんか少ないけど」みたいに非難の目で見られ、耐えきれず元に戻しました。
今でもたまに半量にしますが、好きだとわかっているものを減らすのはなかなか難しいものです。

ネット検索でいろいろ読むと、塩分の濃さなどを気にして水で伸ばしてあげている方もいるようです。
それで量をコントロールするには良い作戦かもしれません。
たぶん、薄めてもうちのふたりは食べるだろうし(笑)


ちゅーる争奪戦ではチョロがなっちゃんを制圧する。
お皿に絞りだしたあとのチューブに残る少量の中身をめぐって、毎回争奪戦が行われます。

争奪戦というものは、一般的には相手に勝る要素を以って勝利します。
ちゅ~るの場合、最も重要な要素は、本来なら飛びつく早さだと思うのです。
しかし実際には、常にチョロくんが勝利しています。

恵まれた体格とチカラ、そしてちゅ~るは俺のものだという勢いと気迫。
なっちゃんを怖気づかせて無理やり割り込んだ挙句の勝利です。
(簡単に言うと、頭で押して食べさせないようにしているだけなんですがw)

その一部始終をごらんください(´∀`*)

1本目に食いついたのはチョロが先着。
ほぼチョロが食べました。
そして2本目。心情的には平等になっちゃんにあげたいのですが・・・
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このとき、ちゅ~るにたどり着いたのはほぼ同着。
でも切り口はなっちゃんに向けています。
しかし、横から奪取を企てるチョロくん。

チョロくんの爪切っておいて良かった・・・

なっちゃんもちゅ~るのときは本気顔。
次は私の番だニャ
という感じで、いつもは引くところを引かずに頑張ります。顔よ。
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しかしチョロくんも手を大きく広げ、ちゅ~るの本体をつかもうとしています。

なっちゃんがあとほんの少しで切り口にたどりつくその時、チョロくんが第一弾の圧をかけました!
ぐいっ
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なっちゃん、残念。一舐めもできません。

チョロは更に最大出力で圧をかけます。
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チョロの微妙なコントロールで、なっちゃんの口元が下げられました。
鼻と右目のあたりを下向きに押して、なっちゃんの顔をちゅ~るから逸らす作戦です。

なっちゃん、完全に口とチューブの間に高低差ができてしまいました。
しかももう顔が半分しか見えなくなっている・・・
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なっちゃん・・・不憫だ・・・

チョロはさらに圧をかけて・・・
なっちゃんはちゅ~るを見ることさえままならず。
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きょうも無念にゃ
なっちゃん、目をつぶってしまいました。

とまあこんな感じで、なっちゃんに対する忖度は一切なしで完全な競争状態だと、常にチョロくんが勝利します。
これが多ければ日に2回あるわけですから、なっちゃんのメンタルヘルス上よろしくありません。

それで最近は、フェアな競争な風に装いつつ、お皿に絞り出す前にチョロの目を盗んで、なっちゃんの鼻下にちょっと豆粒程度のちゅ~るをくっつけてあげてます。
まあ、この少量が食べられなくても、お皿のをたっぷり食べられるんですけどね。
でもなっちゃんもスティックのを食べたそうなので、毎回やっているセレモニーです。



amazonの20本入りが比較的安いです。


ボーノスープはさらに1本当たり単価が安いです(笑)




最後までお読み頂きありがとうございました。